2024年5月12日:金山から米沢までを歩いてみる

米沢街道を3回にわけて歩きます.3回目は金山から米沢までを歩きます.

準備

金山から、綱木宿、関町宿を通り米沢城まで6時間くらい歩きます。
若松駅を7:35発の電車にのり8:04に猪苗代に着きます。8:15の会津バスにのりかえ8:48に小野川湖入口
につき、9:27発の北塩原村のバスにのって10:02に金山につきます。そこから、6時間歩いて、綱木宿、関町宿
をとおって米沢城につきます。米沢を17:44の電車にのり18:30に福島につき、18:45の電車にのりかえ19:33
に郡山につきます。20:18の電車にのり21:33に若松にもどってきます。小さな旅ホリデーパスをつかうと
米沢ー福島間は新幹線がつかえますが,福島からは在来線を使わないといけません。米沢から新幹線を使っても
福島からは同じ便を使うことになり意味がありません。
早く戻ってきたい場合は、お得な切符をあきらめて新幹線を通常料金で帰ってこないといけません。

途中、檜原峠をとおる旧道があります。ネットにも情報があるのですが、荒れているような気がするので、車道を
あるくと思います。車道も舗装されておらず、冬季は通行止めになります。今回はこの部分を除くと、ほぼ
まっすぐに北に向かって歩きます。県道234号から2号を主に歩きます(山形県の県道です)。
下調べは、いつもつかうGoogle Mapではわからなかったので、yahooの地図を使いました。

会津若松駅から金山バス停

天気は曇り、気温も25度は超えるようです。途中昼食をとれるところはなさそうなので、おにぎりをかって、
駅に向かいます。



駅前の公園は手をかけて管理されていて、お花も綺麗です。



猪苗代駅から会津バスをつかって裏磐梯に向かいます。



小野川湖バス停で北塩原村のコミュニティバスに乗り換えです。



金山の集落につきました。前回のゴールです。ここから歩き始めます。

米沢街道3/3(金山バス停から米沢までを歩いてみる)



金山から北に向かって歩いて行きます。すぐに通行止めの標識が。。。進んでいきます。最悪戻ってきて、
この歩きを終了とします。すでにこの辺りで電波が届かなくなります。



途中何箇所も土砂崩れがあります。一雨ふって崩れると歩いても渡れなくなります。



鷹ノ巣の一里塚です。



分岐があります。分岐先はすぐに非舗装になり荒れています。この先に集落はなさそうです。



といってもこの道もすぐに非舗装になります。対向からバイク2台がやってきました。通り抜けはできそうです。



すぐに旧道にきました。当初歩かないつもりでしたが、結構道はよいので歩くことにします。



整備された道を登って行きます。境塚がありここが福島県と山形県の県境のようです。反対側にも塚があります。
ここから下って行きます。ここから道は荒れていきます。



小峠です。ここから降りは急になります。



昔あった茶屋跡です。こんなところによく建てたなという感じもします。



こんなところもあるいていきます。路肩が狭く、傾いている上に多くの落ち葉があり滑るところが何箇所もあり
ます。



長持ち岩です。旅の目安になったのでしょう。



渓流沿いをあるいていますが、滝になっているところもあります。



最後は橋をわたっていきます。向かい側には舗装された道路があります。



山形県側の旧道入り口です。



山形県側も通行止めになっていますが、たしかにバイクはすり抜けていけます。ここから下って行きます。



しばらく進んだところにも通行止めがあります。



この場所はすこし駐車スペースもあり、登山口になっているようです。ここまでは車できてもよいようです。



くだっていって、分岐があります。左側をすすんで集落に入って行きます。



綱木宿です。ここには街道に由縁のあるものはありませんでした。抜けて行きます。



なかなか次の分岐にきません。県道に入るのでそれが目印です。電波がつながりました。あれ、行きすぎたようです。
もどります。1時間分くらいロスしました。ここが県道への分岐でした。県道の印がまったくなかったので、見逃し
たようです。右に分岐します。登って行きますが、杉林の日が当たらない道なので割と快適です。



降りになって、電波が届くようになりました。街道の案内柱があります。



さらに降ると近辺の地図が。先ほどの案内柱は旧道の入り口だったようです。道はわからなかったので荒れているかも
しれません。



行き止まりを右に曲がると関町宿です。これが最後の宿場町になります。



関町宿には街道の案内板がありました。抜けて行きます。



大きな交差点があり、県道2号に進んでいきます。



すぐにトンネルと、左側に旧道への入り口があります。旧道を進んでいきます。



旧道の入り口に、支倉常長の生誕の地の案内板と資料館がありました。



旧道の入り口は車が入れないようにしてあります。旧道は少し登ったあと、クネクネと下って行きます。



県道にもどるところも車止めがあります。再び県道2号を進んでいきます。ここから米沢市の市街に入って行きます。



福島にむかう国道への分岐にきました。ここも米沢街道の終点の候補の1つです。ここから市の中心に進んでいきます。
市内にはいって日陰もなく暑くなるのではと予想していましたが、雲も厚く日も傾いて涼しくなってきました。



米坂線を渡って行きます。



途中、上杉憲政公の墓の前を通って行きます。



伝国の杜につきました。すぐそこに上杉神社があります。



上杉神社に16:58につき、参拝します。ぎりぎりでした。神社を後にすると閉門の作業音が聞こえてきました。
帰りの駅に向かいます。



駅に向かって10分くらい歩くと、高札場跡(札の辻)につきます。ここも、米沢にかんする街道の起点だ
そうで、ここが米沢街道の終点かもしれません。跡となるようなものはありませんでした。



高札場跡(札の辻)の近くに会津屋というお店もありました。

米沢から会津若松駅



駅に向かう途中に、戊辰戦争において米沢藩に援軍をもとめた会津藩士の墓がありました。米沢の人もこのことは
忘れずにおられたようです。



米沢駅につきました。福島まで在来線で移動します。この線は初めて利用します。



福島駅で新白河行きの電車に乗り換えます。あとは、予定通り移動して若松に戻ってきました。

感想,反省など

なんだかんだありましたが、ギリギリ上杉神社にお参りすることができて、予定通り帰ってきました。結局前半で
旧道をあるいてショートカットしたので、間に合ったということになります。

この前半の旧道ですが、山形側はかなりの難所です。初心者は複数人であるかないと無理です。お金と手間をかけないと
いずれ歩けなくなるでしょう。

前半は電波が使えず、苦戦しました。経路を印刷して、要所要所に予定の時間を書き込んで、携帯すべきです。

白河街道と同じくらいの距離でしたが、宿場の数は半分くらいです。通行量は白河街道のほうが多かったのではないかと
思います。

これにて米沢街道を歩くは終わりです。

kitamiti@u-aizu.ac.jp