2023年7月17日:尾瀬ルート番外コースを歩いてみる

会津トレイルではないのですが,ついでに尾瀬を歩きます.前日宿泊した宿から
バスで鳩待峠まで移動し,そこから歩いて,中原山,白尾山,皿伏山を抜け,沼山峠
まで歩きます.沼山峠からバスで会津高原尾瀬口まで戻ってきて,そこから会津鉄道で七日町
に戻ってきます.約7時間の歩きになる予定です.山といってもそれほどアップダウンは
なさそうです.最後の尾瀬沼から沼山峠までの登りがきつそうです.

尾瀬のガイドマップ

準備

尾瀬の山歩きは初めてです.山歩きといってもガイドマップで見る限り,それほど
アップダウンはありません.前日の疲れがどれだけ残っているかが心配です.
早めに鳩待峠につきたいのですが,宿から尾瀬戸倉までのバスが朝早くにはありません.
ほんとは尾瀬戸倉の宿がよかったのですが,予約が遅すぎました..御池ロッジを予約して
から尾瀬戸倉周辺の宿を予約しようとしたのですが,そのときには尾瀬戸倉周辺の宿は予約で
埋まってしまっていました.

宿から30分ほど尾瀬戸倉まで歩き,そこから8:00のバスにのり8:35に鳩待峠に移動します.
そこから中原山,富士見峠,白尾山,皿伏山と尾瀬沼の南側を回って,7時間くらい(実際は6時間くらい)
歩いて,沼山峠の15:50の最終のバスで尾瀬口まで戻ってきます.駅に着くのは18:06の予定です.
18:50の会津鉄道にのって20:29に七日町に着きます(なんで,こんなに乗り継ぎが悪いねん).

宿から鳩待峠バス停



宿で,送迎の車を出してもらうことになりました.出発の前に宿周辺を歩きます.前日の疲れはほぼ
ありません.禹王の碑がありました.この周辺も水害がひどく,治水が成功したことを記念したもの
のようです.工事の際に若松にあった日新館が指導されたそうです.



戸倉の第一駐車場が満車で(閉鎖されていて)第二駐車場に降ろしてもらいました.おそらくここが
満車になったら第一を開けるのだと思います.ここから乗合タクシーで鳩待峠に移動しました.
予定より早く着くことができました.



鳩待峠の山小屋は修理中ではなく,壊しているところでした.尾瀬ヶ原,尾瀬沼周辺に山小屋が多くできて,
老朽化もあって登山口あたりの山小屋は閉じているように思います.

尾瀬を歩いてみる



鳩待峠から歩きます.今日も良い天気です.至仏山にも気が惹かれますが反対に進んでいきます.
この道標の方向は山荘の工事が行われていて通れません.



売店の裏のトイレの横から登山口があります.登山口からはしばらく登りますが,すぐに平だったり,
登りを繰り返し,だらだら登っていきます.



中原山の手前で,湿原にでました.横田代です.素晴らしい眺めです.池塘もあります.



至仏山も眺めることができます.多くの人が登ることでしょう.



湿原というと平原をイメージしますが,ここはなだらかな丘陵に湿原が広がっています.尾瀬沼,尾瀬ヶ原に
比較しても劣らない素晴らしい眺めです.



さらに登っていった先にもさらに湿原が広がっています.



中原山につきました.そこからもさらにアヤメ平が広がっています.すばらしい眺めです.



登り始めは誰にも会いませんでしたが,この辺りには多くの人がいます.燧ヶ岳も見えてきました.



周囲の山々も見渡せます.富士山は見えませんでした.



富士見峠の手前に大きな池があり,そこからはすぐです.



富士見峠につきました.いいペースで歩いています.ここはトイレはありますが,給水ができません.



ここからは山々をめぐって尾瀬沼にぬけるか,くだって尾瀬ヶ原に行くルートがあります.多くの人は,
尾瀬ヶ原に降りていくようで,私のように山を歩く人はあまりないようです.



しばらく非舗装の車道をあるきます.施設の管理用の道路のようです.ここから山道です.



しばらく歩いて白尾山です.ここから下っていきます.



かなり下ってきました.ということは次の山には登っていかないといけません.
登り始めは急でしたが,すぐにだらだら登っていきます.皿伏山につきました.



ここからは下りです.尾瀬沼も見えるので,すぐに着くようなきがしたのですが,なかなか着きません.
湿原に降りてきました.あれ,尾瀬沼周辺にこんな広い湿原があったかな?ちがうところに降りてきたかな
と焦りました.



大清水平という湿原でした.広い湿原ですが,ほとんど人はいません.抜けていきます.



尾瀬沼を一周する散策路に降りてきました.登山口ですが,分かりにくいです.ビジターセンターを目指します.



三平下に戻ってきました.ここで昼食.いいペースできたので,一つ前の便で帰れるかなとしらべたら無理です.
ここからゆっくり歩いていきます.昨年秋は間に合うように急いだのですが,今回は全く逆で楽に歩いています.
ビジターセンターで給水,休憩しました.



大江湿原をぬけて沼山峠を目指します.
帰り際,ちょっとさびしい大江湿原.いつもそういう気持ちで帰途につきます.



ちょっと分かりにくいですが,戊辰戦争のときの防塁跡です.木道に案内板があって,それを見逃すと
見つけられません.ここが沼田街道であり,交通の要所であることを思い出します.



沼山峠の休憩所に戻ってきました.ここで最終便を待ちます.

沼山峠バス停から七日町駅

最終便には10名くらい乗り,御池で何人かおり,逆に乗ってきました.途中会津駒ヶ岳に行ってきた人を
乗せて,ほぼ満席くらいで会津高原尾瀬口を目指します.



駅につきました.この時期はまだ明るいです.秋はまっくらになります.



売店でお酒もかって帰ります.



駅舎は少し離れています.この時間はもう無人です.



帰りの便は,ここから出るので,早めに駅に列車がきています.暑いので,早く入って涼みます.



七日町につきました.もう真っ暗です.これで連休の旅は終わりです.

感想,反省など

鳩待峠から富士見峠の間や,大清水平など初めて歩いたところが多かったですが,どこも素晴らしいところ
ばかり歩きました.まだまだ知らないところがあることと,今回歩いたところも秋に歩きたいものです.
ただ,鳩待峠から富士見峠の間は福島からはアクセスしにくく,日帰りはできません.

富士見峠から尾瀬沼までの山道は,結構(前日は晴れていたにもかかわらず)ぬかるみも多く,
雨の直後は難儀すると思います.また,熊の足跡らしきものがたくさんありました.熊鈴は必須です.


kitamiti@u-aizu.ac.jp