USB-DAC-パワーアンプの複合機の製作3(続き)

こちらからの続き

1階に配置する基板をつくる

定電圧電源の回路をユニバーサル基板に組んでいきます.
オペアンプ用の+-12V用の基板を作りました.いつもは,左側の
基板のように作りますが,こんかい作ったのは右側のものです.
ダーリントントランジスタの配置をもうちょっと考えれば,ジャ
ンパ無しにできたのですが,残念ながら,+-側それぞれ一本ジャ
ンパが基板裏にあります.



これをベースに+3.3,5Vのものを作っていきます.

+-12Vと+3.3,5Vのディスクリート定電圧電源と,三端子レギュ
レータを使った3.3Vの定電圧電源を1つの基板に組込ました.オ
ペアンプ用の+-12Vは左右独立です.



これらの基板をケースに組込ながら動作確認していきます.さら
に2階をどうするか考えていきます.

1階の基板を動作確認しながら,ケースに組込みこむ

リアパネルも穴をあけ,ケースにアンプ基板とMOS-FETをつか
った電源スイッチの基板を組込ました.このアンプ基板は高効
率なTクラス動作と終段のフィルタが不要なBクラス動作を切替
ることができます.ここでは,Tクラスで動作させます.



12Vのアダプタを取り付けて動作を確認します.底面につけた
白色LEDが動作状態を表します(家にある某社のブルーレイレ
コーダのアイデアのパクり).3.3Vのレギュレタの動作を確認
しました.

パワーアンプの入力にミニフォーンジャックを取り付けて,ア
ンプの動作を確認していきましょう..

Macbookの音声出力をアンプの入力に,アンプの出力にSPをつ
ないで音だしをしましたが,音が出ません.アンプを制御する
マイコンとマイコンのために5Vを取り出すレギュレタは動作し
ています.使ってないチャンネルが悪さしている可能性がある
ので,使ってないチャンネルの入力をGNDにつなぎましたが,
アンプが動作しません.もう少し調べていきましょう.

たくさん実装されているチップダイオードの1つの向きが反対
でした.一度取り外し,正しい向きに取り付けるとアンプは動
作しました.ただ,起動時のポップ音は結構大きいです.
MUTE用の回路を追加しましょう.

久々に作業を再開しました.ディスクリートの定電圧電源の動
作を確認しました.+-11.5Vくらいです.確認のあとケースに
組み込んでいきます.



もう一つの基板も確認します.オペアンプ用の+-11.5Vのほう
は動作しましたが,DAC用の5V,3.3Vが動作しません.一つは
トランジスタの向きが逆になっているところと,定電流源の
FETの接続が間違っていたのを修正しました.
これで一階は完成です.



USB-I2S基板を組み込みました.思ったより高い位置に取り
付けなければいけないことがわかり2階のレイアウトを再考す
る必要がありそうです.



長くなってきたので,続きに移ります.

kitamiti@u-aizu.ac.jp