10cmスピーカの製作

以前使っていたユニットを交換し,取り外したユニットを別の箱
に入れることにします.ユニットはMicropureのMP100FL25FE-41
という(名前が覚えられない)製品で,FOSTEXのP1000-Eに入れます.
もう小さな箱は作るのが面倒くさいので...



Micropureの製品は聴いたことがありますが,かなり癖があって好き嫌い
の激しい(ユーザを選ぶ)製品だと思います.ユニット自体は物量を投入した
強力なユニットです.以前は大きめの箱にいれましたが,今回は少し小さめ
です.大きな音で鳴らすのであれば,大きめの箱に入れたほうがいいと
思います.卓上で使うことを考えているので,この位の大きさでよいかと..

端子台や箱を加工する

少しユニットが大きくて,箱に開いた穴には入らないようです.数mm広げます.
端子台も交換です.箱にユニットに取り付けるための下穴を開けます.付属の
ネジではなくM4のネジを購入して使います.



端子台を取り付ける前に,箱のなかの吸音材を取り出します.背面にはられていた
ものはバスレフポートに詰めておきます(バスレフ嫌いなので..).側面にはられて
いたものは底のほうに押し込んでおきます.少なくとも背面の端子台近くの吸音材は
とっておかないと,端子台を取り付けるために3.5mmの穴に広げる際にドリルに巻きつき
ます.一旦巻きつくと取り除くのに難儀します.



ユニットを組み込む

M4のネジが届いたので,ユニットを組み込みます.

完成,そして視聴

完成です.結構重量級のSPになりました.



家に持ってかえって,テレビのシステムに組み込みました.コーンが重く,あまり動かないので
エージングに時間がかかるので,こちらのほうが進むと思います.フロアレベルは高めな感じで,
高域もファッと広がる感じはありません.少しギラつく感じもあります.
逆に,音声とか単体の器楽などは音像がはっきりします.モニタには適しているかと.
ウーファを付け足すよりは,ツイータを付け足したいです.Micropureの製品も2Wayでツイータを
つけているのはよくわかります.

音源によってSPを切り替えたい気もしますが,切り替えも面倒くさいので,どうしますかね...

使っていて,アンプが暖まっていることに気がつきました.SPを交換してもそれほど音量は変わらない
かんじだったのですが,今までのが8Ωで,このMP100FL25FE-41が4Ωなので,パワーは出ていたようです.
ということでこのSPは能率が低いということですね.アンプが100Wx2なので(電源が能力不足だけど),
以前使ってたときよりいい感じなのもアンプのパワーのおかげのように思います.

kitamiti@u-aizu.ac.jp