小型SPの製作2

P650Eでスピーカーを作ってきましたが,もう少し大きな箱(P800E)で作りたくなったので
作ります.

材料の選定・購入

今までP650Eに,VifaのNE85Wと,CelestionのAN2775を組み合わせてスピーカーを
つくりました.それぞれのユニットには,少し大きなモデルもあるのですが,同じメーカ
だとおもしろくありません.今回は,Scan Speak社のDiscovery 10F/8424G00を選びました.
別の候補は,SEASのFU10RBあたりです.これで作っても,Scan Speakで作りたくなる
と思うので...



相当強力な磁力です.



作業自体はいままでと同じです.スピーカの端子台を取り外し,取り付け穴を広げていきます.
もともと73mmφの穴が開いていますが,それを78mmφ以上に広げます.



ユニットが収まるまで広げていきます.



ユニットの固定は箱に付録の木捻子(M3よりちょっと太い)を使います.2.5mmの下穴をあけ,端子板を取り付けます.



もともと入っている吸音材を取り除いて,別途吸音材をたっぷり入れます.今まで使っていた綿の塊
がなくなったので,かなり多めですが,スポンジをカットして入れます.



ユニットを半田つけし,固定して完成です.

完成

家に持ってかえって聴いてみました.高域がキラッとするのはScan Speakらしく,低域は(ユニットが大きく
なった割には)のびません.大きな音量にしないとワイドレンジという感じにはならない感じがします.
しばらくエージングが必要なのでしょう.

SP台に大きさ(幅と奥行き)がぴったりあって,見た目にはいいです.


kitamiti@u-aizu.ac.jp