デジタルアンプの動作確認
自宅のテレビ用のシステムに使っているLM3886のアンプをいじりたくなったので,
代わりのアンプに取り替えたところ,一方から音が出ず,パイロット用のLEDも光りません.
作りっぱなしで動作確認してなかったようです.

修理と動作確認
アンプ基板は秋月で扱っているもので,
10W+10WステレオD級アンプモジュール(USBI/F付き)
です.これはUSBインターフェースがあり電源もUSBから取ります.内部で5Vから12V
にあげて,アンプのTA1011Bに給電されます.改造記事はネットに多くあります.
ここでは5Vから12Vの昇圧回路やUSBインターフェースなどは使っていません.12V給電で
TA1011Bのアンプだけを使えるようにしています.
LEDから調べます.ユニバーサル基板上にLEDの電流制限抵抗がありますが,その周辺
の配線を行ってませんでした.ということは動作確認してなかったようです.
配線を行って,LEDが点灯することを確認し再度動作を確認すると,左右問題なく
音がでます.左右がひっくり返っていたので,ボリウムの出力部分で左右を入れ替えました.
完成
電源も12Vということすら忘れていたので,リアパネルに12V動作であることが分かるように
シールをはって完成です.若干電源を入れたときのポップ音が大きいのですが,常時使うもの
ではないので(もう追加で入れられないので)そのままです.家に持ってかえって,アンプを
入れ替えてきます.

振り返ってみると,どのサイトを参考にしたのかメモがありません.電源のコモンモード
フィルタを取り除いて,そのスペースにTA1011BのMUTE入力用の回路を組んでもいいかも
しれません.
家に持って帰ると鳴りません.大学で鳴らすと問題ありません.問題があります.
少し調べてみましょう.
再度家に持ってかえってみると,問題なく使えました.音量は十分です.高域が物足りない
感じと,定位があまいです.もともとIC自体が20kHzで-1dBくらいと落ちているのと,外つけ
のフィルタの性能でしょう.時間のあるときに起動時のポップ音を消すための回路を取り付ける
かもしれません.
kitamiti@u-aizu.ac.jp