Celestion SL600 のメンテナンス(続き)

Celestion SL600 のメンテナンスの続きです.

最近,メインのSPのご機嫌が悪いので,SL600を使っています.使うメドのたたない真空管
を整理したこともあり,それを元手に,SL600にお金をかけてみたいと思います.

セレッションのSPスタンドは何種類かあり,SL600用のスタンドも入手したことがあるのですが,
見た目に汚いし,精度というかクオリティが低いので,放出しました.下記の写真のスタンドはおそらく
SL6用だと思います.ネットで見てもセレッションのスタンドをまとめたサイトはあまり無いようです.
#思えば,手放す前に記録をとっておけばよかった.

手に入れたとき,スタンドにはスパイクが付属しておらず.スタンドの下にシリコンのゴム
シートを四隅に敷いて使っていました.
足回りの強化ということで,J1プロジェクトのS50DLCとサイズ変換ネジ 8mm→6mmを入手して取り付けました.
変換ネジの上部には,近所のDIYショップにあったM6のナットで固定しています.
セレッションのスタンドのネジは,いろいろいわれていますが,これはM6がすんなり
使えます.スパイクの下は,東急ハンズで買っておいたコーリアンの円盤.
円盤の下はなにも敷いていません.
低域がしまりクリアになりました.高域はかなり大人しく,ツイータからの音離れがよくなります.
ただ,ピアノだとよくわかりますが,弦だとわからないかも知れません.すこしガタがあるので
それをとると,さらに変化するでしょう.
もはやセレッション臭さは感じません(臭いは慣れてしまって,わからなくなる?).

中古で本体5万円+スタンド1万円程度のものに約5万円の追加投資で,高価すぎる投資かも
知れません(新品価格の43万円からすれば,こんなものですけど..).
J1プロジェクトのコーン受け(写真の下)が手持ちにあったのですが,これを使うと元に戻ってしまいます.
こういうのは評価が難しいです.ケースバイケースで,他の組み合わせ,ちがう床の状態では結果は違って
くるでしょう,



このスタンドは,中空で今は砂(おそらくジルコンサンド)が入っています.
TGメタルの鉛粒を購入しました.これに入れ替えてみたいと思います.
実は中空だと思って,鉛粒を購入し,その後開けてみて砂が入っていることがわかりました.
鉛が入っていたらショック大でした.買いものは計画的に..



スタンドの中身を入れ替えました.砂はジルコンサンドではなく,ただの(無料ではなく)砂でした.
左右に5Kgの鉛粒をいれたところ6割くらい入ったので,さらに5Kg追加して購入し,2つにわけて入れ,
9割ほどになりました.がたつきも自然にとれ,音場も奥に引っ込むだけでなく,わりと前にも出てく
れます.手当ては大成功です(といっても,メインに戻すとそっちのほうがいいのだけれど..).

中古で安いものを購入しても,アクセサリでどんどん高くついてしまいます.ほどほどに..
バランスが重要です.

メインのSPをどうしてくれよう....そちらのほうが大問題です.

しばらくしたら(手持ちに余裕ができたら),SPケーブルを交換します.メイン,サブ両方に使える
よう今の3mのものから4mに替える予定です(今サブに使っているのは実は電源ケーブル).候補に
していたのが,ネットのショップから無くなっていることに気がつきました.店頭在庫を探すか,別の
ケーブルを探さないといけないようです..

適当なケーブルも無いので,カナレの4S11Gというケーブルを5mx2購入しました.2本あわせても当初
のケーブルの1mの予算に満たない価格です.アンプ側をYラグ(河口無線で購入したもの.何回かつけたり
外したりしているので少し汚い)をハンダつけ,SP側はWBTのバナナをつける予定(ケーブルより
プラグのほうが高い).
末端処理用にスピコンに付属していた銅スリーブをはめようと思ってたら,どっかに行ってしまっ
たので探索中.



近くのDIYショップで探すと,P5.5とP2というスリーブ(リングスリーブ)があり,P5.5を購入したら
大きすぎて固定できません.秋葉のオヤイデでも中間のものはありませんでした.銅線用裸圧着端子(TC形)
棒形というスリーブに中間の太さのものがあり,棒を切り落として固定しました.

メインのSPは,ユニットを交換しました(交換というより新規ユニットを購入しました).新品の状態に
戻り,購入当時の思いが蘇ってきます.ただ,周辺は当時と異なるので,同じレベルではありません.
しばらく,落ち着くのを待ち(どんどん変わっていく),セッティングを見直して,次のステップに進みたい
と思います.それについては,別のところで.

kitamiti@u-aizu.ac.jp