No.25 雄国沼を通って猫魔ヶ岳に登るみちを含むコースを歩いてみる
東北自然歩道(新・奥の細道)No.25 雄国沼を通って猫魔ヶ岳に登るみちを含むコースを歩きます.
JR磐梯町から歩き始め,裏磐梯高原駅を目指します.
準備
このコースは八方台駐車場から雄国沼登山道入口バス停までなのですが,問題があります.
まず,八方台駐車場まで公共の交通機関がありません.JR磐梯町駅かJR翁島駅のどちらか
から歩くのですが,磐梯町駅からのほうが少し近いです.なので,前回はJR磐梯町駅まであるき
ました.八方台駐車場からコースをあるいて,雄国沼登山道入口バス停まであるけばいいのですが,
そこからも問題があります.ここで終了すると次回はここから始めないといけません.そう
すると,ちょうど良い時間に雄国沼登山道入口バス停に来るバスがないという問題があります.
そういう経緯で,裏磐梯高原駅をゴールとして目指します.八方台まで3時間半,
コースを3時間,雄国沼登山道入口から裏磐梯高原駅まで1時間くらいの予定で,コース自体は前回
より短いのですが,長い時間あるくことになりそうです.
JRで若松駅を7:35の電車に乗り,7:50に磐梯町駅につきます.そこから7時間半あるき,
裏磐梯高原駅を16:00のバスで16:42に猪苗代駅につきます.16:53の電車で猪苗代をでて,
17:21に若松に戻ります.
途中からペースが落ちそうです.その場合は裏磐梯高原からは最終の17:10のバスになるかもしれません.
猫魔ヶ岳は標高1404mなので,標高200mの会津若松にくらべると7,8度温度がひくいので,前回から
少し間が空きますが,歩き慣れ,暖かくなってから登ります.おそらくこの春歩く中で最長距離と
時間になると思います.
会津若松駅から八方台駐車場まで
台風の影響で行こうかどうか悩んだのですが,当日は9時くらいまで雨,そのあと曇り,午後は晴れ,という
予報なのでいくことにしました.これから梅雨にはいるのでなるべく行けるときに行こうという考えです.

若松駅を7:35の電車で出ます.駅に行く前に昼ごはんを買っていきました.駅からみた猫魔ヶ岳です.
頂上あたりは雲に覆われています.

7:50に磐梯町駅につきました.駅からの猫魔ヶ岳です.悩ましいところです.

ホームから東口の駅舎を写しました.前回西口の駅舎につきましたが,西口は和風,東口は洋風です.トイレは
西口にしかありません.トイレは洋風です.

東口に出ます.東口の右方向にある道を進みます.この道を進めば八方台駐車場まで迷うことはありません.

道を進むと交差点にきます.左手前のスーパーはまだ開店前,交差点を渡った左手にコンビニがあります.
これ以降,購入する手段がありません.

途中で厩岳山登山口という掲示板を見ましたが,道が荒れていて道は確認できませんでした.

ゴールドラインの掲示板がありました.進んでいきます.

会津の酒造会社栄川の酒蔵がありました.ワインの醸造所かウイスキーの蒸溜所みたいです.

少し登ってから酒蔵を写してみました.

さらに登ると星野リゾートもあります.

いくつか道路をまたいだスキーのコースがあります.冬季はこの道は通れないようです.猪苗代湖も
望むことができます.途中ぱらぱら降ってきましたが,10分くらいで止みました.

八方台駐車場につきました.3時間半の予定が,3時間で歩くことができました.
20台くらい止まっていましたが,ほとんど磐梯山に登る人のようです.
八方台駐車場から,雄国沼を通って猫魔ヶ岳に登るみちを含むコースを経由して雄国沼登山道入口バス停まで歩いてみる

駐車場にあったパネルです.ここは,猫魔ヶ岳,磐梯山の登山口になります.

駐車場で見かけたセミ.山のセミは早いです.

多くの人は磐梯山に向かっていますが,反対方向の猫魔ヶ岳のほうに向かっていきます.案内板です.

ちょっとわかりにくかった登山道の入り口です.少し登って,しばらくダラダラ登っていきます.

天気はあまり良くありません.風が強いですが雨はありません.猫魔ヶ岳の山頂につきました.
まわりは何も見えません.

少し離れたところに三角点がありました.ここからが問題です.かなり風が強かったのですが,
雨も降ってきました.台風が南から運んできた湿った空気が山に当たって上昇気流になり積乱雲に
なっている感じです.かなりきついので引っ返そうとおもったのですが,ここは前にすすみました.
なんでそんな無理をするかというと...あちらこちらで,叫ぶ声が聞こえてきます.どうも集団で
山菜を取っているようで,安否を確認しているようです.だとすると,この状況でも安全なようです
(彼らが経験豊富ならば)..
2,3分進むと風は強いままですが雨はおさまりました.進んでいきます.

分岐があります.なんかこの道標は向きが間違っている感じがしました.進んでいきます.

道標からすぐ,猫石につきました.猫魔ヶ岳の山頂と同じ感じで,ここから雨がキツくなりますが,
すこし下っていくと雨は止みます.風がきついですが,特に問題ありません.

雄国沼まで降りてきました.風のためか湖面はかなり荒れています.

雄子沢川の堤防あたりです.この辺りで晴れ間が広がってきました.

雄国休憩舎につきました.ここで昼食をとりました.ここには有料のトイレもあります.

休憩舎にあるベコ石から望んだ雄国沼です.沼というよりは湖です.雄国休憩舎はいくつかのコースが
通っているので,出発するとき間違わないようにしないといけません.

休憩舎からすすんで,雄国山への登山道との分岐です.

以前この道を歩いた時は,狭くて沢沿いでぬかるんでいてあまりよい印象はありませんでした.今回も
前日が雨だったので,ここが一番心配でしたが,以前に歩いた時と全然違います.道幅は広くて,ぬかるみ
もほぼなく,天気も良くなってきて,春の裏磐梯を満喫できます.歩いている時はもっと明るい感じです.

雄国せせらぎ探勝路入口に降りてきました.

少し,喜多方のほうにあるくと10台くらい停められる駐車場があります.左の方に会津バスのバス停があります.

駐車場に自然歩道の案内板があります.今回自然歩道の案内柱は1つもありませんでした.
雄国沼登山道入口バス停から会津若松駅まで

裏磐梯高原駅にむけて歩いていきます.途中八方台から降りてくるゴールドラインと合流します.

さらに進むと裏磐梯スキー場の入り口にきます.ここは磐梯山の登山口の1つで私も何回かここから登ったことが
あります.この登山口は銅沼をとおる唯一の登山道です.デメリットは,1時間くらいあるくと八方台からの登山道
と合流します.ここからあるくと1時間汗びっしょりになるのですが,八方台からの人は歩き始めで,なんでそんなに
汗びっしょりなのという感じで見られることです.

裏磐梯高原駅につきました.

駅の向いの裏磐梯物産館で,お酒などを購入して帰ります.

16:00のバスにのり,猪苗代駅に16:42につきました.猪苗代駅から猫魔ヶ岳をみました.山頂あたりは雲に
覆われています.

若松駅に戻ってきました.山頂付近は雲に覆われたままのようです.
感想,反省など
台風一過の快晴とはなりませんでした.特に猫魔ヶ岳の山頂から下り始めなどは,結構雨風が強く,ふつうなら
引っ返すのですが,下り始めて数分で収まったのがラッキーでした.普通なら,新緑の裏磐梯高原を満喫できる
はずでしたが...今回は休憩舎からでしたが,すばらしかったです.
長時間あるきました.昨秋の尾瀬とくらべると,6時間を超えたあたりからもそれほどペース
は落ちませんでした.おそらく背負った荷物が,今回は軽かったからだと思います.
kitamiti@u-aizu.ac.jp