雑記帳4(2024〜)

巨星墜つ2(2025.06)

2025年6月17日,アルフレート・ブレンデル氏が死去されました.大阪にいたときは,来日ごとに
シンフォニーホールに聴きにいきました.

リサイタルでは,もっとも印象深いのは以前にもかいた,ベートーベンのディアベリ.ディスクだと
シューベルトのピアノソナタ21番.

べつの機会では,ちゃんと演奏しているのだが,かなり違和感のあるリサイタルのときがあって,
後の雑誌の記事では,調律がうまくいかなかった(調律師が代わったのだったか?)とのこと.

家に,Alfred Brendel Complete Philips Recordingsがあるので(まだ箱から出してないが..),
聴いて彼のことを思い出したいとおもいます(全部聴くのにどんなけかかるか..).

東京下町・山手ウォーキング完歩(2024.11)

東京下町・山手ウォーキングの50のコースを歩き終えました。歩き始めは2018年ですが、しばらく
放置。2021年くらいから歩いて東京スカイツリーで歩き終えました。東京の名所を巡るので、東京に
引っ越してきた人にはもってこいのガイドブックだと思います。

1つのコースが1時間くらいなので、1日2、3コースを歩きました。ハイキングと違うのは、ほぼ舗装されている
道をあるくので、疲労感はあります。逆に、コース通り歩けなくてもなんとかなります。ハイキングコース
で橋がないとなると数キロ先の橋まで迂回しますが、道路を渡れないといっても数100m以内に横断歩道や
歩道橋がありますので。。

用いたのは2015年版です。その前は2007年版で、新しいのが出てもいいような気がします。



命の水5(2024.10)

今年もこの時期仙台に行く用事があって、用事の合間に宮城峡蒸溜所に行ってきました。
今年は、Pure Maltの赤と黒が売られていて、それらと蒸溜所限定のウイスキーを買ってきました。
Pure Maltは(各色)一人一本限定と書かれていました。



懐かしい本の改訂版(2024.07)

ネットで本を探していたら,小学生のころ図書館でよく読んだ本の改訂版が売られて
いたので,買ってみました.



とても懐かしい.覚えているページもあれば,こんなページあったっけ?というページもあります.
たしかに,考古学でも情報がアップデートされることもあるので,また何十年かすると改訂版がでるかも..

コンサートの変な客(2024.06)

サントリーホールでは6月に多くの室内楽のコンサートを小ホールで開催して
います。良い試みです。このごろ毎年この時期にサントリーホールに行っています。

今回、私の前に座った人がとても変わってました。私は列の端に座っていて、
その人は私の斜め前に座っていたのですが、私からみてステージ
の方向にその人がおります(背が高いのでめっちゃ邪魔)。

コンサート中、その人は黒いカバンを手にしていて、演奏が終わっても拍手を
しません。多くの人は寝てましたが、その人は寝ることなく周囲をキョロ
キョロ。。

SPさんのようです。SPさんの前には大使夫妻と日本人らしき夫妻がすわって
ました(二人の女性はめっちゃお綺麗)。紛争中の(実質戦争中の)大使が
コンサートに来ているので、お仕事のようです。おそらく黒いカバンは
カバンではなく、ひらいて使う防御用の盾のようです。

となると、何かあると民間人としては私が最も巻き込まれる可能性の高いところ
にいるような気がします。。

とくに問題になるようなこともなく、その日のコンサートは素晴らしい演奏で
眠気も全くおきませんでした(寝てる時に何かあると危険。)。

大使がスタンディングオベーションした時が一番あぶないのだから、お前も
立てよ。。逆に、私がたったら飛びかかってきそうなので、立ちませんでした。

よくにた名前(2024.04)

多回転の半固定にはBOURNS社のものを使います.秋月で扱っているので入手も容易です.
最近BONENSというメーカで,かつ3296という同じ型番の多回転半固定をみつけました.
絶対間違って買う人がいると思います.まったく違うスペルの会社のものでも3296とみた
だけで間違って買うので..

巨星墜つ(2024.03)

3/23にマウリツィオ・ポリーニ氏が亡くなりました.素晴らしいピアニストでは
ありますが,それほど好きなピアニストではありません.一度か二度シンフォニーホール
にリサイタルを聴きにいったことがあります.

ブレンデルとか好きなピアニストの場合は,来日ごとに聴きにいくのですが..

印象的なのは,二人のディアベリの主題による33の変奏曲ハ長調 Op.120.
この曲をリサイタルで聴く機会はあまりないのですが,二人の演奏を聴く,よい
経験をしました.

ポリーニの場合は,1991年4月13日のシンフォニー.正確無比な演奏なのですが
あきらかに大阪の聴衆は途中から飽きてきて,ざわざわしはじめます.逆にそういう
雑音が気になるというのは,私も飽きてきている証拠.ポリーニは聴衆を睨みつけ,
”俺の演奏を聴け”というように演奏していました.

ブレンデルの場合は,2001年10月31日のシンフォニー.都会派とか理知的とかいわれる
ブレンデルですが,私はあまりそんな印象をもっていません.ジャズに詳しい人のほうが
彼のファンが多いような気がします.その夜の演奏は,明るい楽曲は笑顔で,暗い楽曲は
真面目に.観客をニコニコ眺めながら演奏を楽しんでいて,聴衆も演奏に集中している
感じがしました.ディアベリを最後まで楽しむというのはめったにないと思いますが
(だいたいみんな寝てしまう),この晩はいい気分で家路についた記憶があります.

おまけで,ポリーニとブレンデルは,誕生日が同じ1/5です.ついでにミケランジェリも.

気になるピアニスト,というか演奏家がお亡くなりになります.若い演奏家
の演奏も聴く機会を持つようにしたいとおもいます.

kitamiti@u-aizu.ac.jp